概要・特徴 |
直径38mの半球形のドームの多目的ホールを中心として、図書館・会議室・事務室を火炎状のウィングを張り出して敷地を無駄なく活用している。多目的ホールは集会施設として耐火検証法による木造耐火建築の第一号になった。構造材は地場産の唐松間伐材で生産可能なラミナーサイズをもとに選定し、造作材・家具も唐松台形集成材としているので、用材はすべて二戸地区で手当てできた。木材そのものに防火・防腐性能を持たせることは化学薬品づけにすることである。北国厳しい環境に木材を晒さない計画とし、室内の木材は自然由来の表面処理材で仕上げた。 |